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大泉学園の家

東京都練馬区
1994

閑静な住宅地に建つ2世帯住宅である。円弧を描いた銅板葺きの屋根が特徴である。屋根を深く日陰をつくり、涼風が室内を吹き抜けるしつらえである。中庭を介してご主人とご子息の家庭が、間接的につながっている。ご主人側は和風である。ご子息側は、ベージュ色のドロマイトプラスター磨き仕上げを壁天井全体に施した、単一素材の極めてシンプルな構成である。東南アジア嗜好を反映した家具や、藤を巻いた柱、そして雑貨などにより、個性的な楽しく過ごしやすい居宅である。

Photography
Karoku Katoh