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栗の木の家

神奈川県横浜市
1998

建物が密集する住宅地の一画にある旗竿の敷地である。採光上2階をメインのリビングとし、1階を予備室と車庫、3階が個室である。旗竿敷地の利点は、前面道路から建物が奥まることで、静かで、プライバシーの確保が容易である。土地としての価値は低いが宅地としては適している。計画は、大きな栗の木が敷地南側前面に繁る敷地性状を生かし、2階、3階とも南面に対し大きく開いた構成である。大きな開口部から差し込む、四季折々の木々からのこぼれ日がリビングを充たす。3階の大きなテラスは家庭菜園の大切な空間である。

Photography
Karoku Katoh